Acquia(アクイア)の導入を検討されている、企業Webサイトのご担当者様に、Acquiaに内包している主なサービスをご紹介します。

Acquiaとは、サーバやインフラ、コンテンツマネジメントシステム(CMS)、MAツール(マーケティングオートメーション)等を一体化した「デジタルエクスペリエンスプラットフォーム」を提供しているサービスです。

デジタルエクスペリエンスプラットフォーム(DEP)
「デジタルエクスペリエンス」とは、ユーザーのインターネット上での情報収集や商品購入などの行動を指します。
Acquiaでは、ユーザーにとって最適なデジタルエクスペリエンスを実現するために必要となる「顧客管理」「マーケティングオートメーション」「コンテンツ管理」「製品・サービスデータ管理」などを1つのプラットフォーム上で行うことができます。

今回はAcquiaで提供されている主要なサービスやツールを「Webサイト管理」と「マーケティング」2つの視点からご紹介します。

Drupalはアクイアが提供するオープンソースCMSで、Aquia DXPを構築する根幹と言えるツールです。
CMS(コンテンツ管理システム)とは、専門知識がなくても簡単にWebサイトの更新や運用、サイト内で取り扱う情報の一元管理が行えるツールです。

DrupalでのWebサイト運用を行うための環境をPaaSとして提供するサービスです。
PaaSとは、クラウド上にあるインフラやミドルウェアなどのプラットフォームを利用できるサービスのことで、PaaSの導入によりサーバやシステムを保有する必要がないため、導入・維持にかかるコストを抑えることができます。

Drupalでの複数サイトの管理が行えます。
企業によっては100~1000単位でサイトを運営していることもあります。
システムが統一されていない場合は運用管理に莫大なコストがかかります。
Drupalにはマルチサイト機能があり、これにより複数のWebサイトを作成・管理できますが、サイトの新設や複製の作業が必要になるため作成・テストに多くの時間を要します。
Site Factoryはこれを解決するためのプラットフォームです。
数回のクリックでサイトの作成・複製が行え、ひとつのアカウントで複数のサイトを一元管理できます。

画像やPDF、ドキュメント、商品情報などのデジタルアセットとよばれるコンテンツの管理が簡潔に行えます。
画像などを単一で保存するだけでなく、関連情報やメタデータの登録も行え、必要になったときに探しやすいです。
プラットフォーム内で画像や動画の簡単な編集が行え、リビジョンの保存も可能です。

顧客情報の一元管理が行えるツールです。
CDPと似たようなツールにCRMがありますが、CRMは既存顧客の情報管理やメール配信などの営業支援ツールとしての側面が強いです。
一方CDPはあらゆるデータを収集するため、CRMでは取得が難しい見込み顧客などの情報も得ることができます。
システム内各所に分散したデータの統合も可能で、オンラインとオフラインのデータを統合できるため、例えばユーザーのECサイトでの閲覧と実店舗での購入履歴を結びつけて顧客情報を管理、取得したデータからレポートの作成なども行えます。

営業・マーケティング活動を強化するためのMAツールです。
Webサイトトラッキング、Webフォーム、メールマーケティング、レポートや分析など、必要な機能がすべて揃った状態で提供されるため、カスタマイズが必要なく使用できることがメリットです。
また、「Campaign Studio」はオープンソースのMAツール「Mautic」をアクイアでホスティングしてサービスとして提供されているため、使用者はメンテンナンス等が必要なく、管理画面にアクセスするだけで使用することができます。

AcquiaはWebサイト管理とマーケティングに必要なツールが一体化された状態で提供しているサービスです。
利用者側でのメンテナンスやカスタマイズが必要ないため、費用対効果が高くスピーディーな運用が可能です。
大規模Webサイトの運用に非常にマッチしたサービスです。

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