Acquia(アクイア)の導入を検討されている、企業Webサイトのご担当者様に、知っておきたい基本知識と特徴をご説明します。

Acquiaとは、サーバやインフラ、コンテンツマネジメントシステム(CMS)、 MAツール(マーケティングオートメーション)等を一体化した「デジタルエクスペリエンスプラットフォーム」を提供しているサービスです。

「デジタルエクスペリエンス」とは、ユーザーのインターネット上での情報収集や商品購入などの行動を指します。
Acquiaでは、ユーザーにとって最適なデジタルエクスペリエンスを実現するために必要となる 「顧客管理」「マーケティングオートメーション」「コンテンツ管理」「製品・サービスデータ管理」などを1つのプラットフォーム上で行うことができます。

ベースとしているオープンソースCMS「Drupal」は、柔軟性・拡張性やセキュリティレベルが非常に高いことで知られています。
Drupalセキュリティチームによって常に脆弱性の特定と修正を行っており、定期的なアップデートが実施されています。そのため、政府サイトや公的機関サイトや大手企業による導入事例も非常に多いことで有名です。

Acquia Cloud Platformは大きく分けて「DRUPAL CLOUD」と「MARKETING CLOUD」の2つの軸があります。「DRUPAL CLOUD」はサイトの構築・デザイン・運用などのアプリケーション群、「MARKETING CLOUD」はマルチチャネル対応のマーケティングツール群が含まれています。
Acquia Cloud Platformでは、Drupalサイトを運用する環境をPaaSとして提供されているため、必要な機能がすでに揃った状態で開発をすることができます。(PaaS:アプリケーションの開発・実行・管理に必要なインフラやミドルウェアなどのプラットフォームをインターネットを通して利用できるサービス)

最適なデジタルエクスペリエンスに必要であるパーソナライズ(ユーザーの行動データをもとに、適切なコンテンツや製品を提供すること)が可能です。Acquiaには、Personalization(旧Lift)機能があり、収集したユーザーデータをリアルタイムセグメントし、ユーザーによって最適なコンテンツの出し分けをすることができます。

Drupalをベースとしたコンテンツ管理システム(CMS)を採用しているため、ページの作成や更新時にコードを書く必要がなく、HTMLの知識がない方でもページの追加、更新が可能です。
また、あらかじめ決められたデザインパーツ(コンポーネント)を各ページで流用することで、コストパフォーマンスも飛躍的に向上します。

自動スケーリングとは、トラフィックの増減に応じて必要なリソースを自動的に追加・削減する仕組みです。
例えば、プロモーション等によって一時的にアクセスが集中した場合でも、自動的にシステムがリソースを追加し、パフォーマンスを維持します。
一方でアクセスが落ち着いた場合には、自動的にリソースを削減し、必要以上に使わないことで運用コストを最適化することができます。
また、年中無休、24時間体制での障害対応やトラブルシューティングが実施されており、問題が発生する前にシステムの異常を検知し、未然に対応する仕組みがあります。

Acquiaではシステム全体で常に最新のセキュリティ対策が実施されています。

また、ISO27001,SOC1、SOC2、FedRamp、PCI-DSSなど数多くの認証を取得しています。
政府機関のようなセキュリティ要件が厳しいWebサイトでも多く採用されているのが特徴です。

Acquiaは、Webサイトを機能的、有効的に運用するためのシステムやツール、アプリケーションが一体となったデジタルエクスペリエンスプラットフォームです。
セキュリティ面も非常に優れており、公的機関や大企業のWebサイトへの導入も複数知られています。
また、Drupalをベースとしたコンテンツ管理システム(CMS)を採用しているため、HTMLの知識が無くても、サイト運用からマーケティングまでを一貫して行うことができます。

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