こんにちは、キノトロープアカデミーです。
「キノトロープアカデミー」は、Web業界のトップランナーである株式会社キノトロープの社員が講師を務めるオンラインアカデミーです。リモートワーク時代に不可欠な「個のスキル」を高め、職人のような「匠」を目指す人を増やしたい。そんな願いを込め、基礎から経営判断、業務フローまで、一生モノのナレッジを惜しみなく公開していきます。
PIM/DAM徹底解説 についてお伝えします。
担当は濱田です。
デジタル社会において企業の効率性や生産性を飛躍的に高める情報管理システムとして、製品情報を一元管理し各チャネルへ配信するPIMと、画像や動画などのデジタル資産を一元管理し有効活用するDAMの双方が注目を集めています。
これらは組織内の情報管理のスムーズ化、データ入力ミスの防止、人的リソースの削減といった共通のメリットを持ち、特に大規模な組織や多様な情報を扱う企業、海外進出を狙う企業において高い効果を発揮します。
導入にあたっては、商品の「情報」を扱うPIMと商品の「ビジュアル」を扱うDAMの性質の違いや自社の課題を見極め、入念な計画と適切な運用体制を整えて選択することが重要です。
”PIM/DAM徹底解説”をテーマに、
今日お伝えしたいことは5つあります。
組織が保有する情報資産の貴重性が高まる昨今、どのような組織も膨大な情報量を管理するシステムを必要としています。
そこで、PIM/DAMといったソリューションに注目が集まっているのをご存じでしょうか。ここでは、それぞれの特徴を詳しく解説します。
まず、PIMとはProduct Information Managementの略称です。
PIMは製品に関する情報を一元的に管理し、適切な形で各チャネルに配信するシステムです。PIMを使用すると、製品の詳細・価格・在庫状況・販売情報など、すべての製品情報をクラウド上で確認できます。
PIMのシステムにより、消費者に対して信頼性の高い情報提供を可能にします。さらに、情報の更新や変更が必要な場合でも一元管理されているため、迅速な対応にも困りません。
ただし、デメリットとしてコストが大きくかかる点は否めません。さらに、適切な運用体制がなければ導入費用をかけても効果を発揮できません。そのため、採用を検討する際には、入念な計画と準備が必要な点は理解しておきましょう。
次にDAMとは、Digital Asset Managementの略称で組織が持つデジタル資産を一元管理し必要な場面で利用できるシステムです。DAMのシステムにより、組織のマーケティングや営業活動で使用する資産を効率的に管理できます。
しかし、DAMは管理対象の範囲が広いことから、導入と運用には十分な計画と体制が必要です。したがって、適切なリソースと準備が導入の成功を左右するといえます。
なぜ、PIM/DAMが近年注目されているのでしょうか。その背景には、デジタルトランスフォーメーション(DX)の進行と、企業の情報管理ニーズの増大があります。
DXの推進は組織をデジタル化する一方、製品情報やデジタル資産が増幅することで情報管理が課題となっています。デジタル化する情報管理の解決策として、こうしたシステムに注目が集まっているわけです。
PIMとDAM、2つの異なるソリューションはデジタル化が進む企業に数多くのメリットをもたらします。ここでは、具体的なメリットを3点紹介します。
組織内の情報管理がスムーズに行える
データ入力の誤りやトラブルを防げる
人的リソースを削減できる
まず1つ目のメリットは、組織内の情報管理がスムーズに行えることです。
各部署で情報を保管する従来の方法では情報の一貫性が難しく、検索や更新にも時間がかかるなどの問題がありました。
しかし、PIM/DAMの導入によりこれらの問題が解決されるとともに情報管理の効率化にも期待できます。具体的にはマーケティング部門が新製品を追加した場合、クラウド上で一元管理されるため、他部署でも情報共有が可能になります。
このように、組織内の情報管理が円滑に行える点はソリューションを導入する大きなメリットです。
メリット2つ目は、データ入力の誤りやトラブルを防げることです。
2つのシステムの導入により、情報の重複や矛盾といったリスクを防止できます。また、データ入力のミスや情報漏洩などのトラブル防止は企業の信頼を担保する重要な要素です。
こうした顧客目線の観点からもPIM/DAMは導入する価値があるといえるでしょう。
3つ目のメリットは人的リソースを削減できることです。
PIM/DAMの導入によって情報検索や更新作業の手間が軽減され、今まで費やしていた時間や労力の削減が可能となります。
たとえば、企業が抱える膨大な情報量を人海戦術で管理しようとした場合、人的コストは計りしれません。
PIM/DAMのシステムを活用することで、人的リソースをほかの重要な業務に集中させられるため、組織全体の生産性が向上します。
このように、人的リソースを大幅に削減できる点はシステム導入の大きなメリットといえるでしょう。
PIM/DAMの導入を考えるべき企業について説明します。主に「大規模な組織」、「多様な情報を取り扱う企業」などが挙げられます。
これらの企業では情報の一元管理が困難であり、情報の取り扱いに手間と時間がかかるためです。
具体例として、大規模な組織の場合は部署間での情報共有が必須となります。各部署がそれぞれ違った目的や業務を担当しているため、全体の業務効率を上げるためには情報共有が不可欠です。
しかし、規模が大きければ大きいほど情報共有の難易度は高まります。また、多様な情報を取り扱う企業では情報の整理・管理が難しくなります。製品情報・顧客情報・販売情報など、さまざまな種類の情報管理をしなければなりません。
以上の点から、大規模な組織や多様な情報を取り扱う企業はPIM/DAMの導入を検討したほうがよいでしょう。
また、海外進出を計画している企業もPIMやDAMといったシステムの導入を検討すべきです。ビジネスが国際化するにつれて、言語の違いや時差などが情報提供の遅延をもたらす可能性があります。
これらの課題は、企業の業績に重大な影響を与えるリスクとなり得ます。
しかし、PIMやDAMのような情報管理システムを導入すれば、これらのリスクを最小限に抑えられるでしょう。したがって、これから海外進出を目指す企業は情報管理の効率化とリスク低減のためにも、こうしたソリューションの導入を検討したほうがよいでしょう。
2つのシステムはお互いに情報を一元管理し、組織内で共有する役割は共通しています。それでは、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。3つの観点から相違点を解説します。
管理する情報の性質
チャネルや媒体
機能幅
まず1つ目、管理する情報の性質です。
PIMは製品に関連する情報を取り扱います。これには、製品情報・価格・在庫状況などが含まれます。一方、DAMは企業が持つデジタル資産が主な取り扱い情報です。こちらは、画像・ビデオなどが含まれます。
つまりPIMは商品の「情報」、DAMは商品の「ビジュアル」といった情報の質が相違点となっています。
PIMとDAMの違い2つ目は、チャネルや媒体です。
PIMは顧客と折衝する部署が、カタログや営業資料などの製品情報を迅速に提供するために利用されるケースが多く発生します。
一方、DAMはメールやWebサイトなどのデジタルチャネルを活用することで顧客に有益な情報提供が可能です。
このように、PIMとDAMの違いは提供する情報の形式とその配信手段にあります。これらのシステムはそれぞれ異なる利点を持つため、企業は自社のニーズに合わせて適切なシステムを活用することが重要です。
3つ目は、機能幅です。
PIMとDAMの機能幅はPIMに軍配があがります。理由としては、PIMはDAMの機能を兼ね備えているものもあるからです。
しかし、近年では2つをひとつのソリューションとして提供するケースも増えています。
これまでPIMとDAMについて解説してきましたが、結局のところ企業としてはどちらを導入するべきなのでしょうか。2つのソリューションを導入すべき事例をご紹介します。
まず、PIMの導入が必要な事例をご紹介します。
情報が無管理状態で、商品情報が顧客へタイムリーに提供できていない企業はPIMの導入を検討すべきでしょう。なぜなら、情報の管理が不十分のため顧客へのサービスが損なわれている可能性があるからです。
こうした企業にPIMを採用すれば、情報管理の体制を整備しつつ顧客への情報提供を迅速化することも可能です。結果的に顧客満足度を高め、企業の信頼性向上につながります。
また、部署間の連携が乏しく顧客への情報提供にタイムラグが生じている企業もPIMを導入すべきです。部署間での情報共有の遅れは、ビジネスにおけるチャンスロスに直結します。
こうした問題を解決する策としてPIMが最適です。PIMはクラウド上で情報を一元管理するため、部署間で遅延なく情報共有が可能となります。
次に、DAMの導入が必要な事例です。
デジタルコンテンツを社内で共有したい企業は、DAMの導入を検討すべきです。
デジタルコンテンツが共有できない企業では、デジタルアセットの管理が課題となっているかもしれません。DAMの導入によって、企業が所有するデジタルコンテンツを社内で簡単に共有できるようになります。
そして、デジタルコンテンツを利用した営業やマーケティングを行いたい企業にもDAMは適しています。これらの企業では、デジタルアセットの活用がビジネスの成果に大きく影響します。
そのため、デジタルコンテンツの共有やマーケティングを行う企業ではDAMは有効活用できるソリューションといえるでしょう。
最後にまとめです。情報管理システムであるPIMとDAMについて詳しく解説しました。
PIMとDAMのシステムはデジタル社会において、企業の効率性と生産性を飛躍的に向上させるために「なくてはならない」存在です。
情報管理システムの導入は今日のビジネス環境において、企業の生産性と効率性を向上させる重要な手段となっています。自社のビジネスニーズに適したシステムを選択することで、より効果的な情報管理の実現に近づきます。
最後までご覧いただきありがとうございました。

の5点についての内容でした。





