こんにちは、キノトロープアカデミーです。
「キノトロープアカデミー」は、Web業界のトップランナーである株式会社キノトロープの社員が講師を務めるオンラインアカデミーです。リモートワーク時代に不可欠な「個のスキル」を高め、職人のような「匠」を目指す人を増やしたい。そんな願いを込め、基礎から経営判断、業務フローまで、一生モノのナレッジを惜しみなく公開していきます。
<Web担当者編 第6回>
自社でGoogle広告に出稿してみよう!
についてお伝えします。
担当は濱田です。
Google広告の費用はクリック課金と1,000回表示課金の2種類があり、目的に応じて選択できます。
重要なのは入札単価だけでなく「品質スコア」が広告ランクを左右する点で、入札単価を抑えながら品質スコアを高めることが、費用対効果の高い広告運用の鍵となります。
”自社でGoogle広告に出稿してみよう!”をテーマに、
今日お伝えしたいことは3つあります。
みなさん、インターネットの広告って敷居が高そう専門知識がないとできなさそう専門業者に依頼しないとできないと思っていらっしゃいませんか?
この講座シリーズでは自分でGoogle広告に出稿して、運用できるまでの基礎をお伝えします。
「広告の費用」はこの3つに分けてご説明します
出稿に必要な費用は?
費用が発生するタイミング
支払いのタイミング
出稿に必要な費用は?ですがそもそも必要な費用という決まりはありません。交通広告のような1ヶ月100万円という定額はなく、極端に言うと1円から利用できます。逆に上限金額や期間も決まっていません。
さらに、広告を出稿中に予算をいつでも変えられ、停止・再開も任意でできます。広告を出稿するあなたが柔軟に設定できるのです。
費用が発生するタイミングについて大きく2つあります。
広告がクリックされたとき
広告が1,000回表示されたとき
これは広告を出す時に選ぶことができます。それぞれどういうことか詳しくみていきましょう
広告がクリックされたときですがこのような時です。
Google検索結果の広告がクリックされた時
Webサイトに表示された広告がクリックされた時
アプリ内に表示された広告がクリックされた時
広告がクリックされる度に広告費が発生するため、逆に何回広告が表示されても、クリックされない限り広告費はかかりません。
一方、広告が1,000回表示されたときですが、
特定のWebサイトに広告が表示された時
特定のアプリに広告が表示された時
Youtubeに広告が表示された時
が対象になっています。ですからGoogleの検索結果には表示されません。
広告が1000回表示される度に広告費が発生するため、クリックされなくても広告費が発生します。
ではなぜこのような2種類の課金形式があるのでしょうか。その理由ですが目的が違うからです。
広告がクリックされたときに課金は、広告を通して何人が広告主のWebサイトに訪問し、最終的にお問い合わせや購入をしてもらう目的で利用されます。
一方、広告が1,000回表示されたときに課金は、広告をたくさんの人に見てもらいたい、周知が目的のためだからです。
Googleはこの2つの目的による課金形式をとっています
課金設定は主にGoogle検索結果に表示される広告はクリックされるごとに課金しか選べませんが、Googleのサービス以外の特定Webサイトやアプリに表示させたい場合はどちらかを選ぶことができます。

では、広告がクリックされるごとに課金の広告に同じ人が連続で10回クリックされたら、どうなるでしょうか?10回クリック分の課金がされるのでしょうか?
このようなクリック課金に対して、Googleには「無効なクリック」として定義があります。
誤操作によるものや、意図的にクリックを増やす行為が競合会社によって行われることもあります。無効なクリックの定義はこのようなものです。
Google広告を掲載するサイト運営側の収益を意図的に増やすために手動で行われるクリック
自動クリックツールやロボットなどを使ったソフトウェアによるクリック
ダブルクリック時の2回目のクリックなど余分なクリック
このように無効なクリックはGoogleがシステムで自動的に判断し、後日そのクリック課金分が返金される仕組みになっています。
中にはこのような無効クリックでも判定できないものもありますが年々その精度は上がってきています。
では広告が1,000回表示されるごとに課金はどうでしょうか。Googleのサービス以外の特定Webサイトやアプリに表示、といっても、スマホのようなページ全体をスクロールしないと広告までたどり着かない場合、果たしてユーザーに目視で広告が表示されたといえるのでしょうか?例えばこんな場合。

これは課金されます。ですが設定が可能です。視認範囲と判断された場合のみ、課金される仕組みを選択できます。
Googleが視認範囲とみなされるのは広告が表示された面積の50%以上が画面に表示され、かつ1秒以上の表示になります。
最後に、支払いのタイミングについて。
日本では現在
1.「自動支払い」
2.「毎月の請求書発行」
という 2 種類の支払い設定を利用できます。
1. 「自動支払い」を選択すると、広告費用が発生した後にメインのお支払い方法に対して自動的に費用が請求されます。
自動支払いを開始するには、最初にクレジットカード情報を入力します。現在、一部のクレジットカードに加え、Visa または MasterCard と提携するデビットカードが利用できます。
設定すれば支払いが自動的に処理されるようになり、支払いを忘れて広告掲載が停止される恐れがなくなります。
決済されるタイミングは、
・利用した広告費分が設定した金額に達した時点
・前回の決済から30日経過した時点
になります。
2つめの「毎月の請求書発行」は広告費用にご利用限度額が設定されます。
拠点とする地域によって、小切手、銀行振込、または別の支払い方法をご利用できます。
利用するには、次の示す基本要件があります。
会社を登記してから 1 年以上が経過している
有効な Google 広告アカウントを 1 年以上良好な状態で保有している
過去 12 か月のうち、お支払い額が 50 万円以上(この額は国によって異なります)の月が 3 回以上ある
これを満たしている状態で、Google広告ヘルプから問い合わせいただき、審査になります。
3つにわけて詳しく見ていきます。
オークション形式とは?
オークション形式が決まる要素
オークション形式と掲載順位の関係
Google広告は予算も自由に設定できることをご説明しましたが、実際に1クリック、1000回表示にどのくらい費用がかかるか気になりますよね。
Googleはオークションという仕様でなりたっています。仕組みを詳しくご説明します。
一般のオークションのイメージは各個人が1つの商品に対して、一番高い金額をつけた人が落札、になりますが、googleのオークションはこのような仕組みになっています。

①まず、ユーザーが検索を行うと、その検索内容と一致するキーワードが設定された広告がすべてgoogle広告システム内で検出されます。
②検出された中で、別の国をターゲットとする広告やポリシー違反に基づいて不承認となっている広告など、対象外の広告は弾かれます。
③その残った広告の中で広告ランクが十分に高いものだけが表示されます。
この広告ランクとは何なのでしょう?
次のオークション形式が決まる要素で説明します。
この広告ランクはGoogle広告特有の仕様です。広告ランクとは、次の方式でなりたっています。

まず、品質スコアとはユーザーが調べたい内容と広告がどれくらい一致しているか表す指標です。ユーザーが検索したキーワードと、設定した広告文やランディングページの関連性が高いほど品質スコアが高くなります。
どれだけユーザーが求めているものにマッチしているか、ですね。これをGoogleは独自の算出方式で決めています。
次に上限クリック単価。これは1クリックあたりに支払う上限金額です。1クリックあたり最大これだけ払っていいよということです。
これは1キーワード毎に対する入札単価になります。入札単価は1キーワード毎に決めることができます。
最後の広告表示オプションとは広告を表示する時に、広告文以外に追加できる予備情報を指します。約10種類ありますので、その一部を紹介します。
サイトリンク表示:広告に設定したリンク以外を設定できるオプション。
コールアウト表示:強み・アピールポイントを追加できるオプション

このように3つの要素の関係性から、広告ランクをgoogleが独自のプログラムで決定しています。
この広告ランクは日々変動します。競合が増えて、出稿しているキーワードに広告主が集中したりするとクリックの単価があがったりします。
これは先程の広告ランクにも関係します。単純に1クリックの入札単価を高くすればいい、というものではありません。オークション形式が決まる要素に関係しています。
図で説明していきます。

1つのキーワードに対して、ABCD社がそれぞれの単価で入札していたとします。
その単価に先程説明した品質スコアをかけたものが広告ランクです。実際の広告運用では、広告ランクを見ることはできません。自分が出している広告の品質スコアのみ確認が可能です。
理想は、1クリックに対する費用は低いほど良いので入札単価を下げて、品質スコアを上げることです
最後に最終的な1クリックに支払う単価について説明します。
例えば100円の入札単価で設定して、クリックされても実際の請求額は100円ではないのです。どういうことでしょう?
この表ではD社は150円で1つのキーワードに入札しています。2位がB社の80円。20円の開きがありますね。
結果からいいますとD社が支払う費用は150円ではなく67円です。
半額以下ですよね。なぜこうなるかというと
「競合の広告ランク÷自社の品質スコア+1」という決まりがあるからです。
これを先ほどの図を見て計算してみましょう。
まず競合の広告ランクはB社の400、D社の品質スコアは6、それに1を加えると67円になります。
実際に広告を出稿している側が計算まですることはありませんが、実際にクリックされた期間中の平均クリック単価が設定している金額より低ければ、その金額が1キーワードに対して、現在の段階で妥当といってもいいでしょう。
クリック課金について説明しましたが1000回表示ごとに課金の場合はどうでしょうか。検索結果に表示される広告は1位でなくても2位以下に表示されますが、この場合、1位以外はそもそもwebサイトやアプリに表示すらされません。
こちらも、広告ランクによって順位付けされます。広告ランクの基準となるのは、予算と品質スコアです。そのため、他の広告に品質スコアで大きく差をつけていれば、上位の広告ランクを獲得することが可能です。費用の計算方式はこうなります。
費用÷表示回数×1,000
例えば、費用が100,000円で広告が500,000回表示された場合の1000回表示にかかった費用は、200円と計算されます。
500,000回表示するのに200円かかったので1回の表示は0.0004円になりますね。
最後までご覧いただきありがとうございました。

の2点についての内容でした。





