こんにちは、キノトロープアカデミーです。

「キノトロープアカデミー」は、Web業界のトップランナーである株式会社キノトロープの社員が講師を務めるオンラインアカデミーです。リモートワーク時代に不可欠な「個のスキル」を高め、職人のような「匠」を目指す人を増やしたい。そんな願いを込め、基礎から経営判断、業務フローまで、一生モノのナレッジを惜しみなく公開していきます。

<Web担当者に喝!!編 第1回>
まっとうなWebサイトにはSEOなど不要!
検索エンジンよりもユーザーを思うべし
についてお伝えします。

担当は生田です。

Webサイトの成果を最大化するためには、小手先だけのインチキなSEOに頼るのをやめ、検索エンジンよりもユーザーの利便性を最優先にした設計を行うべきです。

本来の検索エンジン最適化とは、情報を必要とするユーザーが目的のページを探しやすくするための行為であり、立ち上げやリニューアルの設計段階からユーザーの検索ニーズや体験導線を考慮していれば、後付けでの対策は必要ありません。

質の高いコンテンツを用意し、適切なディレクトリ構造を構築することが本質であり、バックリンクの大量獲得といった古い施策は効果が薄いだけでなく検索エンジンからペナルティーを受けるリスクさえあります。

時代は「検索エンジン最適化」から、顧客の問題解決を第一に考える「ユーザーニーズ最適化」へと確実に移り変わっています。

本日の喝!!は、
「小手先だけのインチキSEOに頼るWeb担当者や業者なぞ、論外!
ユーザー思いのWeb設計なら、わざわざSEOする必要などない!」
です。

「SEOをお願いしたい!」という問い合わせが最近増えています。
ひと口にSEOといっても、担当者や会社によって意味することが異なるので、まずは話だけでも聞くようにしています。

しかし、その内容にはあきれることが多いです。
・とにかく、何でもいいから検索の上位に表示されるようにして、集客して、売り上げを伸ばしたいんです!
・それはいくらでできますか?
・すべてお任せしたいのですが、お願いできますか?
・コンテンツ(情報)を作るのは面倒だし、リニューアルもしたくないので、SEOで何とかなりませんか?
こんな依頼ばかりです。実はこれ、SEO業者に原因があります。

「お任せください、どんなキーワードでも検索上位に表示さえすれば、Webサイトは成功しますから!」
到底SEOとは呼べない“SEOもどき”のサービスを提供している多くのSEO屋が、このようないいかげんな営業トークでテレアポをしまくったり、広告を出しまくったりした結果が招いた惨状がこれです。

こんな業界の現状は、もはや憂うしかありません。

まっとうなSEOサービスを提供する会社やWeb制作会社にとっては、とても迷惑な話です。

何の成果も上がらない、ただキーワードの上位表示を維持するためだけに、コストが湯水のように使われて、サイトそのものやコンテンツ(情報)そのものを改修していくコストが、毎月のように失われていきます。

そもそもSEOが何なのかを根本から考え直しましょう。

SEOとは「Search Engine Optimization」(検索エンジン最適化)です。本来は、検索エンジンが正しくWebサイトの内容を把握し、その情報を必要とする検索ユーザーに探してもらいやすくするための行為です。

逆に言えば、すでにWebサイトがありながら、あらためてSEOをやらなければいけないということは、そもそも、そのWebサイトに問題があるのではないでしょうか。

そして、Webサイトに問題があるのなら、SEOをしてもたいした成果は出ないのは当然!

多くのSEO屋が一生懸命に営業していたSEOとは、たくさんのバックリンクを張るという施策が中心です。そんな施策は、すでにSEOとしての効果は小さくなっていると聞くし、度が過ぎると検索エンジンからのペナルティーを心配しなければなりません。

肝心なのはコンテンツ(情報)の質であり、そのコンテンツ(情報)のディレクトリ構造をパンくずナビで、きちんと検索エンジンに伝えることです。

加えて「オーソリティ」の有無も鍵になります。その分野で権威のあるサイトからのリンクが評価対象であるのはもちろん、これからは執筆者そのものも評価対象になっていくと言われています。

Web担当者は、まずこの事実を理解しなければなりません。

公開してからSEOをしなければならないWebサイトなんて作るな!
サイトの立ち上げやリニューアルの時点で、ユーザーの検索ニーズやSEOをしっかりと考慮すべし!

そもそも有効なSEOとは、検索エンジンからのユーザー導線を確保することです。

一方、Webサイトのリニューアルにおいて一番肝心なのは、インターネットからのユーザーの導線を確保するということです。

つまり、Webサイトのリニューアルには本来SEOの考え方が含まれているべきだということです。

ユーザーの導線を考えることがWebサイトの情報設計の基本である。きちんと設計されたWebサイトには、後付けでSEOなど不要なはずです。

こんな当たり前のことを、いい大人に向かって何度も何度も説明しなければならないのは、非常につらいし、面倒だし、情けない!

設計段階からユーザー体験シナリオを導入して解決すべし!

ユーザーがニーズを満たすまでの行動の流れを可視化したものを「ユーザー体験シナリオ」と弊社では呼んでいます。

Webサイトであってもリアルな現場であっても、ユーザーとの接点すべてにおいて、ユーザーと企業がもっともハッピーになるシナリオを描き、企業として「Webサイトで何をすべきか」を明確にするのが大切なのは、言うまでもありません。

ユーザー体験シナリオの作成が、真に機能するWebサイトを構築するための鍵となるのです。

シナリオ作りの起点はユーザーニーズです。

ユーザー体験シナリオを作成するためには、まずキーワード調査、アクセスログ調査などからユーザーニーズを洗い出します。Webサイトを訪れるユーザーの「声なき声を聞く」ことができるこれらの調査は、ユーザーニーズを探るうえで非常に有効です。

次にこれら洗い出したユーザーニーズに基づいて、ユーザー体験シナリオを作成していきます。例えば、次のようなものです。



ユーザー体験シナリオをベースにWebサイトの情報設計を行えば、SEOとして残るのは、内部施策としての「マークアップの仕方」など、基本的な部分だけになるはずです。

Webサイトでは、ユーザーにわかりやすいコンテンツ(情報)を、すばやく最適な形で提供することが求められます。Webサイトの情報設計に求められるのも、まさにこの部分です。

さらにどんなコンテンツ(情報)が必要なのかも明確になることで、必要なコンテンツの制作や整理が可能になります。こうした情報設計は特に目新しいものではないが、これこそが、コンテンツファースト時代に求められるものなのかもしれません。

検索エンジンのための対策ではなく、「お客さまのための施策」にならなければ、Webサイトで成果を出すことはできないはずです。

時代は「検索エンジン最適化」から「ユーザーニーズ最適化」(User Needs Optimization)へと移り変わっています。


最後までご覧いただきありがとうございました。

今回は“まっとうなWebサイトにはSEOなど不要!
検索エンジンよりもユーザーを思うべし”ついての内容でした。

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