こんにちは、キノトロープアカデミーです。

「キノトロープアカデミー」は、Web業界のトップランナーである株式会社キノトロープの社員が講師を務めるオンラインアカデミーです。リモートワーク時代に不可欠な「個のスキル」を高め、職人のような「匠」を目指す人を増やしたい。そんな願いを込め、基礎から経営判断、業務フローまで、一生モノのナレッジを惜しみなく公開していきます。

<共通編 第3回>
Webサイト構築手法!Part1
についてお伝えします。

担当は生田です。

まず初めに結論を申し上げると、これからのWebサイト構築において、単に見栄えを整えるだけの設計は通用しません。キノトロープが提唱する「次世代Webサイト構築」の核心は、顧客の満足体験を可視化する「ユーザー体験シナリオ」にあります。

「お客様が本当に求めているコンテンツは何か?」という問いに対し、精神論ではなく「論理的な構造」で答えを出すための実践的なノウハウをお届けします。

" Webサイト構築手法"をテーマに、
今日お伝えしたいことが3つあります。

これからのWebサイト構築には、必要なポイントが5つあります。
1. ユーザー体験シナリオ
2. コンテンツファースト
3. 粒度の設定
4. マルチデバイス対応
5. コンテンツデータ一元管理
この中で、今回は2.ユーザー体験シナリオについて詳しく説明していきます。

ユーザー体験シナリオとは、「ユーザージャーニーマップ」など、別の言葉でもたくさん語られています。

キノトロープでは、このユーザージャーニーマップのことを「ユーザー体験シナリオ」と呼んでいます。

ではユーザージャーニーマップとユーザー体験シナリオは何が違うのか?という話です。違う所は1点だけです。「ユーザーのプロファイルにあまり気を使わない」ということになります。

例えばリアルの世界であれば、僕も広告をやっていたので、ユーザーが「何歳か」「男性か女性か」といったものは非常に重要です。

なぜならば、行く場所が違うからです。世代などによって行く場所が違うので、プロファイルもしっかりしていないと意味がないということになります。

しかし、インターネットの場合、行く場所がGoogleなどの検索エンジンになります。そうすると、お客様のプロファイル自体はそんなに重要ではないのです。

「男性か女性か」もそれほど重要ではない。重要なのは「お客様のニーズである」「問題である」と捉えて、その問題だけを素早くシナリオにしていく。つまり、ユーザージャーニーマップよりも簡単に作れるということがメリットだという風に思っています。

ユーザー体験シナリオというのは、お客様が知って、Webサイトの入り口から出口まで、どのようなコンテンツがあればお客様に満足体験を提供できるのか、というシナリオを書きましょうということです。

なので、「入口があって出口がある。そしてその間に提供するコンテンツ、これをリストアップする。」このためのシナリオということになります。

これは何に使えるかというと、入口から出口までの設計図を書くということは、サイト自体の設計図になるということです。

以前の記事でも、ランディングページ自体をまとめたものがWebサイトになるという話を差し上げました。

しかし、そうなるとWebサイトそのものの設計というのは、すごく難しくなります。なので、
「上から動いていく導線をキーにした設計」から、
「お客様がキーワードを引いてきてランディングする、このランディングをキーにした設計」
に変えなければならない。だけど、それってどうやってやるの?ということになります。

我々キノトロープでは、25年前からWebに本格的に取り組みました。その時に、「どうやって設計したら良いのか」ということを思い悩みました。そこで生み出されたのが「ユーザー体験シナリオ」という設計手法です。

検索エンジンから素早く問題解決ページになり、出口となるページ。「お問い合わせ」や、ECであれば「購入」。「場所を見る」や「販社を調べる」、これが出口のページになります。

つまり「入口」から「出口」、どんなキーワードで検索して、どんなページに行ったら良いのか、そしてそのコンテンツは、どんな順番に並んでいて、どんな内容だったら良いのかな、というものを書いていくことになります。

コツコツと1つずつ、お客様のニーズですね。もちろんお客様のニーズがあっても、自分たちが提供できないソリューションであれば、あまり意味はないです。なのでやはり、自分たちが提供できるソリューションの範囲で作る必要があるということになります。

「ブランドプロミスである」とか「満足体験である」という話をしました。つまり、「嘘を言ってはいけない」ということになります。

ユーザー体験シナリオは、自分たちができる範囲のことをもう1回見直す。もしくは、できる範囲ではないとしたら、でもこれが必要だと思ったら、満足してくれるのか、ということを考えてシナリオを書いていきます。

ユーザー体験シナリオを書くことにより、お客様の問題を解決するために何が必要か、どんなコンテンツが必要か、これも洗い出されます。

そしてそれを「どんな順番で提供するのが良いのか」ということがすごく重要になります。自分たちが言いたい順番に言ってはダメということです。

お客様の欲しい順番を、正確に機能する。ですので、「どんなコンテンツをWebサイトに載せましょうか」という相談ではなくて、「お客様が必要なコンテンツは何ですかね」という話をすることによって、コンテンツを決めます。これがとても重要です。ユーザー体験シナリオは、ユーザーの導線、そしてそれに基づいて設計をする、ということになります。

先ほどのユーザー体験シナリオを作ったとしたら、ソリューションの項目を、大項目・中項目・小項目にコンテンツそれぞれで分けていきます。

つまりAのソリューションに対して、Bのソリューションに対して、私たちはどんなソリューションが提供できるのかな、ということです。

それが「まとめページ」になります。Aソリューションのまとめページ、Bソリューションのまとめページ。こういったものを作ると、リストページができるわけです。

そして、下のコンテンツが、もちろん1ページの場合もあるし、分割する場合もある。こういったことを考えていくわけです。

そしてこれができたら次に何をするか。大抵レイアウトなどは、トップページから作る場合が多いと思います。しかし、それは間違っています。レイアウトは、詳細ページかリストページから作ってください。

つまり、詳細ページにランディングするように作るのであれば、詳細ページが全部の起点として、詳細ページにランディングした人が、どこにでも行けます。

つまり、その詳細ページが、商品やサービス詳細であれば、そのサービス詳細に来た人がどのボタンを、どうターゲットに、どれだけのコンテンツがあればそれを購入するのか、もしくはそれを好ましいと思うのか、ということを考えてレイアウトを設計します。

先ほど考えたサイトの導線はサイトの設計でありページの設計である、ということです。つまり、一貫しているということです。導線を元にサイト構造が設計され、そしてそのサイト構造に基づいてページのレイアウトが決まってくる。1個の流れということになります。

・ランディングしてくるページをキーにして、3秒で何を言いたいかが分かるか
・その人が必要なコンテンツへのリンクがあるか
・そのページに必要なコンテンツが入っているか
ということです。

こういうことが理解できるようになると、サイトの構造設計からページのレイアウト設計が論理的にできるようになるということです。

スマートフォンファーストの時代には、サイトがどんどん論理的な構造となり、「こういうのを出したい」とか「こういうのを入れとけばいい」という話ではなくて、明確にお客様の満足体験を得るために、この順番で・この導線で提供することがベストであろうということが分かるわけです。
ぜひユーザー体験シナリオを利用してみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

の3点についての内容でした。

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