こんにちは、キノトロープアカデミーです。
「キノトロープアカデミー」は、Web業界のトップランナーである株式会社キノトロープの社員が講師を務めるオンラインアカデミーです。リモートワーク時代に不可欠な「個のスキル」を高め、職人のような「匠」を目指す人を増やしたい。そんな願いを込め、基礎から経営判断、業務フローまで、一生モノのナレッジを惜しみなく公開していきます。
<共通編 第1回>
いまWebサイトはどうなっている?【Web制作者必見!】
についてお伝えします。
担当は生田です。
最初に簡単に自己紹介をします。
制作一筋40年で若いころはカメラマンをやっていました。
そして紙媒体をやって今Web制作をやっておりWebの制作はもう27年、書籍もたくさん出しています。こんな書籍です。
共通編はWEBに関するリテラシーに関係なく、WEBを志す人、仕事として関わっている人、すべての人が知っておくべき、認識しておくべきことをお話しします。難しい内容もありますが、ここでは概要として理解していただければ問題ないです。
いまWebサイトはどうなっている?をテーマに、
今日お伝えしたいことは3つあります。
それでは1つ目、「WEBサイトは激変中」について。まさに激変してます。
これは10年ぐらい前に、スマートフォンがリリースされたことに起因するものです。
もちろん、スマートフォン自体がインターネットを直接変えたわけではありません。インターネットを変えたわけではなく、スマートフォンを利用することによりユーザーに変化があったということです。

出典:LINE プレスリリース
〈調査報告〉インターネットの利用環境 定点調査(2019年下期)
https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2019/3026
※グラフはキノトロープで作成
今スマートフォンでインターネットを見る人が93%と言われています。
ここで注目するべきは、スマートフォンだけで見る人が50%ほどいることです。
つまり、家に帰ってもパソコンを立ち上げない、そんな時代になりつつあります。
そしてこれがどんどん広がっていくだろうということが想像できるわけです。
「お客様のインターネットの使い方」を劇的に変えていく話になります。
今までは、インターネットを見るのはパソコンで、自宅にいる時か会社にいる時にインターネットを見るのが当たり前でした。
外にいる時でも、会社の中にいる時でも、スマートフォンで素早く閲覧する。
これによって、お客様のニーズや提供しなければいけないサービスが大幅に変わってくるということです。
つまり、インターネットが大きく変わらなければならない。
変わるべき瞬間であると考えられます。
2つ目、「お客様のライフスタイルが変化する」について。
インターネットが激変することはお客様のライフスタイルが変わり、インターネットに求められるものが変わるということになります。
インターネットが今までパソコンを中心とした閲覧形態であるといった話から、「いつでも」「どこでも」「誰でも」アクセスするような使われ方になります。
企業が提供するサービスや情報そのもの、コンテンツそのものが大きく変わらなければなりません。
お客様の使用形態に合わせて変わっていくということが必要になるということです。
昔、「モバイルファースト」という言葉がありました。
これは「携帯を使う」もしくは「スマートフォンを使う」でも良いですが、
・外にいる場合:社外からパソコンを使用する、会社内パソコンを使用する
・家にいる場合:スマートフォンを使用する
この2つのシチュエーションを考えようというのがモバイルファーストです。
モバイルでのユーザーの認知、利用方法が違うということです。
例えばホテルサイトであれば、「今日泊まれる所」「今日泊まれるボタン」これがモバイルの場合には先に来た方が良く、外にいた際に今このホテルに行こうと思っているユーザーには「アクセス」というボタンが上に来た方が良い。
このようにモバイルを使う人に対しての、シチュエーションを完全に把握しながら始めましょうっていうのがモバイルファーストの考え方です。
これはもう10年以上前からあります。
だけど今はすべての場合においてスマートフォンを使います。
つまり、どんなシチュエーションでもスマートフォンを使うことが共通化する瞬間です。そのため、インターネット自体が劇的に変わると言えるのです。
3つ目、「具体的に変わるもの」について。
まず、デザインが変わります。
PCであれば、グラフィックデザインもデザイン的な要素がたくさんあります。
しかしスマートフォンになると、デザイン要素がすごく少なくなります。
しかもGoogleが提唱している「マテリアルデザイン」。
これはもうATMみたいにしなさいって言ってるわけです。
PCの場合、各サイトでそれぞれオリジナルのUIがあっても、学習効果があるので問題ない。私もそういう風に話してきました。
ところがスマートフォンになると、PCのリテラシーがない方もたくさんおられるわけです。
PCのリテラシーがない人でも使えるデザインでなければならないということになります。
つまり下記といったような誰もが使えることが必要となります。
・銀行のATM
・駅の切符
・自動販売機
Googleが提唱しているマテリアルデザインが、まさにそれを具現化したことだということになります。スマートフォン優先、スマートフォンファーストになるとデザインの概念も大幅に変わるということになります。
これからのWebサイトはマテリアルデザインを基本にしていくことが明確になったわけです。
そしてレイアウトも変わります。これはPinterestが出た時代から、レイアウトに激変が起こっています。カード型、グリッドレイアウト、こういったものが普及したわけです。Instagramも正方形のグリッドレイアウトになっています。
これは何が問題かというと、この一つ一つのパーツが、様々なところで使われる可能性があるということが前提になっているわけです。
例えばInstagram、Facebookであれば、他人のタイムラインの中に流れたりもしています。このようなことが前提になると、ある一定の比率でないとレイアウトが担保できないわけです。ですから、こういうレイアウトを担保し、しかもカード型をたくさん成り行きでこういったレイアウトになっていくわけです。

これがグリッドレイアウトです。これからの基本的なレイアウトになります。
それ以外にもたくさん変化が始まっています。

昔であればトップページから見ていただいた。これがもうないです。今はもうないと考えて良いでしょう。Googleから答えのページに突然入ってくる。これが基本になります。

そして大きな変化として、「I型の目線」ということです。
今までであれば、Z型に動くというのが目線の基本的な考え方でした。
そのため、Z型の一番上に例えば電話予約や、購入ボタンがあるというのが当たり前の話でした。
それがI型になります。
つまり、I型にずっと進んでいき購入ボタン、また購入ボタンとページが増えてきているということです。スマートフォンを使うすべての人がI型に目線が変わることとなります。I型に変わるそれぞれのところに購入ボタンがあり、上に戻らない。
戻そうとしても戻らず、下に行って横渡り、下に行って横渡りと現状多数のサイトが、この「下に行って横渡り」というUIに変わっており劇的な変化となります。
今までのようにはグローバルナビがありZ型に見てという考え方から、真っ直ぐに進んでいく。しかもコンバージョンはそれぞれのところに置いてあり上に戻らない。そして一番下に横渡りのボタンがある。
これも劇的な変化だという風に思います。
検索エンジンも大きく変わっていきます。もちろん検索エンジンが変わるという意味では、賢くなり単純な外部リンクや単純にテキストがあるなどで右往左往するような状態ではなくなってきている。コンテンツそのものの有効性、コンテンツがお客様に見てもらえ、ソリューションする。
これが問題になるということが、検索エンジン自体がある程度わかるようになってきました。
良いソリューションがたくさんあり、それを取りまとめて例えばお客さんのソリューションとして、レシピであれば単に一覧ページというまとめページではなく、「あったかい食べ物」というようなまとめページ。こういったものをきちんと作ることによって、検索エンジンが下記のように判断する。
・お客様のためになるだろう
・コンテンツもしっかりしている
・この下にあるコンテンツも有益である、有効である。
つまり、一枚ペラのページが有効であるという考え方から、有効な構造、有効なコンテンツがあり、取りまとめてソリューションにまとめてあるという構造自体が問題となる。
これを突き詰めて考えると、既にそれ自体がWEBサイトの構造でなければならないということを示しています。
つまり、WEBサイトの構造そのものが有効に機能するコンテンツ群であり、それを取りまとめるページのリストがある。こういった構造に変わっていくという瞬間ではあります。
それでは今回の内容をまとめてみたいと思います。
まずスマートフォンがお客様のライフスタイルを大幅に変えたということ。つまり我々が対応すべき、提供すべきコンテンツ・サービスが変わっていくということ。
もちろんコンテンツが変わるのは当たり前ですけれども、企業が提供するサービスそのものも変えていかなければいけません。WEBのサービスはそれに寄り添う必要があるということですね。スマートフォンがライフスタイルを変えた。だからこそ、我々が提供するWEBサービスは、企業が提供するWEBサービスというのは、それに寄り添う必要があるということになります。
そしてお客さんの閲覧スタイル、これもスマートフォンがライフスタイルを変えたのと同じように、閲覧の仕方が全く変わります。(好まれる方向が大きく変わるわけです)
YouTubeを見慣れると、昔風の動画を見るととろくてたまらないと思う、こういう変化もあります。タイムラプスなんかを使ったスピーディーな動画、もう途中を端折るとか早送りするとか早回しするとかこういう風にしないと見られないことになります。
好みが変わってくる、これを明確に捉えるべきだということが今回のまとめになります。
最後までご覧いただきありがとうございました。

の3点についての内容でした。





