「ノイズ」が多い文章を読むと、大変疲れます。
主観的な物言いになりますが、エネルギーの流れが停滞して、精神的に疲弊してしまうのです。
ここまで文章にセンシティブな人はあまりいないと思いますが、「文章のノイズ」が、貴社Webサイトの集客や直帰率に影響を与えているかもしれません。
文章の「ノイズ」は、「過剰な敬語」や「難解な表現」など様々です。この連載は、「いかに文章のノイズを減らすか」がテーマ。
今回は「繰り返し」にフォーカスします。
まず、下記の会社案内を読んでみてください。
上記のように名詞や固有名詞を繰り返すと、文章が押し付けがましくなり、ユーザーの「読み進めたい気持ち」を削ぎかねません。
また、検索エンジンに「キーワードの詰め込み過ぎ」と取られる可能性もあり、SEOとしても良くありません。
このような場合、下記のように修正するのが良いでしょう。
2回目の「CMSとWebサイト構築」を「両者」に置き換えることで、繰り返しを回避しました。
連載の2回目で、「単文(一文の中に主語と述語が一組だけある文章)を心がけましょう」と書きました。
しかし、同じ語尾の短い文章が続くと、小学生の日記のようになってしまいます。
実は、先の例文もそうです。
私なら、次のようにリライトします。
ここは文章を切らない方が、「CMSとWebサイト構築」と「両者」の関係性が強まると同時に、子供っぽいぶつ切れ感が緩和されます。
私は普段、まず伝えたい要件を単文で書き、後で2つの文をつなげたり、語尾を調整することが多いです。
もう一つ、例文を挙げてみます。
要件は伝わりますが、企業としては稚拙な印象をユーザーに与えてしまいます。
4つあった「です」を1つにしてみました。
2文目に体言止めを使うなどして、同じ語尾を繰り返さないことで、文章にリズムが出て読みやすくなっていることが伝わりますでしょうか。
名詞や語尾以外の「つい使ってしまいがちな重複表現」を、以下に列記してみました。
上記の言葉を、会話中に使ったことがある方は多いのではないでしょうか。
会話であれば、リズム感で流される場合がほとんどでしょう。しかし、これらの話し言葉を実務的なWebサイトで実際に記してしまうと、貴社のブランドを損ねかねません。
連載の3回目にも書きましたが、「話し言葉」と「書き言葉」は別です。
年配のユーザーや言葉に厳しいユーザーの中には、「正しくない日本語を使っている」と、貴社に悪いイメージを持つ人がいるかもしれないのです。
書き手自身が「話し言葉」や「重複表現」を自覚し、「この言葉使いを不快に感じるユーザーがいるかもしれない」と想像できることが重要です。
現在の検索エンジンから評価を得るためには、「信頼性の高い」コンテンツであることが大事です。
Webサイトのリニューアルに際しては、記載されている文章の内容はもちろん、表記としても信頼に足るものか、一度見直してはいかがでしょう。
比較的容易に手を入れられ、かつSEOに効果が期待できる施策です。