M3 キノトロープ | 生田昌弘のWebサイト 「仕事」「情熱」「趣味」の3つがテーマです
Work Passion Interest
Passion
はじまりの時代 | Web業界の未来のために | 出会い | キノトロープの方向性
はじまりの時代

この文章は2002年の7月に書いたものです。2002年7月現在として、読んでいただければ幸いです。

第1回 プロローグ「はじまりの時代」
~起業を志す人へ~

こんにちは、キノトロープ生田昌弘です。

1993年の12月に代々木上原のワンルームマンションに会社組織ではない小さな制作チームが誕生しました。 下請けではなくチームの一員として仕事をしたいという想いを胸に、若干3名のチームが有限会社、株式会社となって、総勢70名を越えるグループに変わっていきました。 チーム結成からはや9年、インターネットビジネスに関わり始めてからでも8年が経過しようとしています。 この9年間を振り返ると、とてつもなく多くのことを経験してきたことに改めて驚かされます。 リアルのビジネスではあり得ないような貴重な経験ばかりです。

そして今、インターネットビジネスは、大きな発展を遂げるスタートラインに立った「はじまりの時代」であると考えています。 チアーズさんから「コーナーへの連載を」との依頼をいただいたこの機会に、僕等が経験してきたことを書かせていただきたいと思います。 同じ様にスタートラインに立つ皆さんの参考になれば幸いです。

この連載で語りたいこと

僕はこれから、9年前に始まるメンバーとの出会いから2002年の今日に至るまで1年ずつ記憶を振り返り、そこでの出来事や学んだことを書き綴ってみようと思います。 連載を通じて、僕が皆さんにお伝えしたいことが二つあります。 一つ目は「人」です。僕等はこの9年間でいろいろな人と出会い、共にいろいろな影響や感動を与え合いました。 一番の出会いは、今も経営陣としてキノトロープを支えてくれているコアメンバーの5人。 そして共に仕事をしている70名近くの同志達。他にも仕事を通 じて知り合い、今でもビジネスを語る仲間達や、多くのことを学ばせていただいたクライアントの方々。 この9年は、これらの人々無しには無かったのです。感謝の気持もこめて、今、改めて彼等のことを書くことで、僕等がどんなビジネスを作り上げてきたかをご理解いただけるのではないかと思っています。

二つ目は「情熱」です。この9年間、僕等を支えてきたのは才能でも資金でもなくメンバー1人1人からほとばしり出るモノ作りの「情熱」だったに過ぎません。 人数が増えた今でもそれは確実に全員に息づいているし、会社の規模に関わらずこれからもそれは変わらないでしょう。 僕は選択を迫られた時にはいつも「それは情熱をもってやれるか?」ということを自分に問います。 「YES」という答えが出れば、僕は間違い無くそれを選択する。 この連載の中で頻繁に登場する「情熱」という言葉に是非注目してください。 それがどれだけ僕等のビジネスやクリエイティブの原動力になっているか、感じていただければ幸いです。

キノトロープ紹介

ご存知無い方も多いと思います。

来週からの本題に入る前に、簡単にキノトロープという会社の紹介をさせていただきます。

キノトロープは、Web制作会社です。1993年に3人のクリエイティブチームとして始まりました。 1994年よりインターネットに本格参入し、BMWジャパンやアートネイチャーのサイトを手がけました。 「ビジネスを成功に導くWebサイト構築」を目指し、よりシステマチックなワークフローやユーザーインターフェースを考慮したデザインの研究を重ね、2000年までにそのロジックを「KINOTROPE WAY」としてまとめました。 これは現在も僕等の制作システムを形成しています。2000年以降は株式会社セブンドリーム・ドットコムを始め、いくつかの会社に出資を行ない、 インターネットを活用したビジネスの守備範囲を固めています。現在の社員は関連会社含めて総勢77名となりました。

2003年はいよいよ10周年です。

業界では老舗と呼ばれるキノトロープですが、また新たなスタート地点に立ち、僕等は走りつづけていきます。

続く



Copyright(C) 2008 KINOTROPE, INC. All Rights Reserved.
このサイトについて | Profile