ビジネス成果を見据え、常に成果を生んでいく

千趣会のECサイト戦略

カタログ通販No.1のベルメゾン、ECもNo.1を目指す~株式会社千趣会~

3.リニューアル成果は?

「リニューアルの成果」

生田: 2005年の7月にしたリニューアルの成果はいかがですか? 表に見えるのは大きなリニューアルではないですよね。売り上げなどにインパクトはありましたか?

中山: Webサイトでの2004年の売り上げ目標が350億で、2005年は450億という高い目標を掲げた中でいうと、出足からいい感じで進んでいますね。特に後半売り上げも伸びています。

生田: デザイン的な面でいろいろ検討しましたが、その成果はいかがですか?

中山: 普通、リニューアルをかけて2ヶ月ぐらいはいいんですけど、コンテンツが増えてきてコーナーの差し替えが度重なりますと、本来、きちんとこのセグメントで作ったにもかかわらず、イレギュラーが必ず起きます。イレギュラーの積み重ねが、本来のデザインコンセプトをどんどん崩していく。にっちもさっちも行かなくなってまたリニューアルという形になるパターンが多いのですが、今回は崩れにくいです。これは今までにない特徴ですね。そこが見た目だけリニューアルしたものと、もう一度根っこからコーナーのあるべき姿というものを考えてデザインに昇華したものとの違いですね。

「今後のネットワーク社会におけるブランドとは?」

生田: 最後に。御社のECにとってのブランドの考え方はどのようなものですか?

中山: 今後ECが進んでいくと、ブランドというのはどんどんあやふやになっていくものだと思います。現在、検索エンジンで物を検索して見つけたところで買うという流れになっています。ことECにおいて、千趣会とかベルメゾンのブランドだけを前面に押し立てて、だからうちで買ってくださいという売り方ができなくなってきました。検索で見つけて、たまたまうちだったというお客さんがどんどん増えています。お客さんにはその後で差をつけなければならないと思っています。

生田: 気持ちよく買い物をしてもらい、気持ちよく商品を受け取り、受け取ってからも満足できるということが必須ですね。

中山: 見つけてもらうのは運かもしれない。ただ一度見つけてもらったお客さんに、喜びの体験をしてもらうことによって、商品は他にも売っているかもしれないけど、ここで買うとすごく気持ちが良かった、買いやすかったという満足体験や喜びの体験をしていただけるとよいのではないかと考えています。これはマークを売って、ブランドの名前だとかを売りつけるのではなくて、サービスとしてお客さんの意識に植え付けなければいけないというのが真のブランディングだということです。ECになればなるほど、商売の本質を問われてくるんだなというところを目の当たりにしています。

生田: 今日はありがとうございました

中山: ありがとうございました。

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